性病は男女問わず不安になるもので、性病かな？と思ったらできるだけ早く専門の医療機関に受診することが大切です。
恥ずかしいから…人に知られたくないから…という理由で放置していると、結果的にとても重大な事態に発展するケースも少なくありませんので、取り返しがつかないことになる前に必ず受診するようにしてください。
とは言え性病で医療機関にかかるのはどうしても不安でしょうし、どんなことをするのか、何を聞かれるのか気になると思います。
そこでここでは性病で医療機関を受診する際の流れや医師が知りたいこととはどんなことなのか紹介していきますので、万が一の際に備えて覚えておきましょう。
まず性病が疑われる場合は男性だと泌尿器科やメンズクリニック、女性だと婦人科やレディースクリニックへかかることになります。
これらはだいたいどこの地域にも必ずありますし、最近ではプライベートに配慮してほかの患者さんに会わずに診察が受けられるところも増えています。
また一般的な個人病院でもほかの診療科と併設していているので、行きやすくなっています。
初診の場合はまず詳しい情報を医師に知らせなければなりませんから、問診票を記入するように指示があります。
ここではいつ症状が出たか、どんな症状が出たのか、体のどこの部位に症状が出ているか、症状はいつまで続いているのか、まだ続いているのか、もともと抱えている持病があるのか周りにも同じ症状の人がいるのかなどを記入していきます。
さらに性病の診察で医師が知りたいことは最後の性行為はいつだったのか、肛門性交をするのか、する場合はどのくらいの頻度でするのか、オーラルセックス（フェラチオ、クンニリングスなど）はするのか、同性間性交をするのか、現在服用している薬はあるかを聞かれます。
女性の場合は妊娠しているのか、過去に妊娠したことがあるのか、最後の月経はいつか、生理不順はないかなども聞かれるでしょう。
性病の検査に加えてこれらの情報を基にして最終的な診断を下し、患者さんに伝えますが、その際にはただ治療を行うだけでなく今後の性生活についてのアドバイスもあるはずです。
それにもきちんと耳を傾けて実践することが今後の性病予防にも繋がります。
性病を放置していたり、繰り返し発症するような行為をしていると将来的に不妊になったり、もっと重い病気に悩まされるかもしれませんので、性病と診断された場合はきちんと治療するように心がけてください。
