性病は自然に治ることはなく、放置しているとむしろ悪化することがあるため、早めに病院の診察を受けるのがおすすめとなります。
しかしどんな診察を受けるのか想像がつかず、受診をためらう方もおられるでしょう。
実際には特に抵抗なく受けられる診察となり、現在の症状について気軽に話せることも多いです。
どんな診察になるのか、雰囲気はどんなものかといったことのほか、診察にかかる費用についてもご紹介しましょう。
内科の診察と同じくまずは問診となることが多いです。
病院で受付をしたときに問診票を渡されることが多く、これに症状などの悩みを記入しますから、それをもとに医師から症状を確認されたり、いくつか質問をされたりしますから、聞かれたことに答えてください。
気になるのは患部を見せるかどうかという問題かもしれません。
これは必要に応じて行う場合もあります。
そちらも診断にあたっての重要な材料となります。
コンジローマなど病気の種類によっては患部の状態だけで診断ができる場合もあるのです。
ですから医師から求められたら患部を見せられるように心の準備をしておくことと、診察時にスムーズに着脱できる服装で受診するといいでしょう。
診察によって診断ができれば治療開始となります。
それだけでは診断ができないときは、症状などから疑われる性病の検査が実施されることも多いです。
性病かなと思う症状について話したり、必要に応じて患部となっている性器などを見せたりする必要もあるとのことで不安になるかもしれませんが、性病を診ている病院や医師にとっては日常的な光景となり、対応にも慣れています。
家族や友人にも話しにくいことでもここでは当たり前の話になりますから、かえって話しやすいこともあるかもしれません。
もちろんプライバシー配慮は十分にされており、個人情報がもれないように注意している病院が多いですから、気軽に利用してみてください。
保険適用になるとかなり安くなり、たとえばクラミジアや淋病なら検査代と合わせて3000円ほどになります。
検査が必要なく、診察だけとなった場合は初診時に1100円ほどが目安です。
診察時にその場で処置を受けた場合はその処置代が加算されます。
健康保険が使えるならそれほど高くなりません。
ただ、自覚症状がまったくない場合は保険診療をやっている病院を利用しても健康保険は適用されず、初回の診察と検査は自由診療となります。
自由診療時の費用は病院がそれぞれで独自に決められるため、受診する病院ごとに確認してください。