性病で泌尿器科などの診察を受けたとき、かかる費用は保険適用かどうかで大きく変わります。
保険適用を受けるためには、まず健康保険の取り扱いがある病院を選ぶ必要があります。
性病を診ているクリニックの中には自由診療のみとなる病院もしばしば見つかります。
このような病院を受診すると保険適用にはならず、費用は高くなることが多いです。
保険適用を受けたいならこの取り扱いがある病院を選ぶ必要がありますが、このときも自覚症状が全くない方の場合、初回の診察や検査は自由診療となる場合があります。
このときに受けた検査で特定の性病が陽性と分かった場合、以降の診察や検査は保険適用となりますが、初回分は難しいのです。
性病の診察と保険適用の有無はこのようになっており、必ず保険診療を受けられるとは限りません。
これによって費用もかなり変わります。
まず保険が適用された場合、費用の負担は軽くなります。
検査も一緒に受ける場合、受ける検査の種類や数によって費用が変わるのですが、クラミジアや淋病の場合、検査一種類と診察あわせて3000円ほどとなります。
検査の量が増えたり、検査費用が高い種類を選んだりすると、保険適用でも費用が高くなりますから、気になるときは事前によく確認しておくのがおすすめです。
診察のみの場合は初診で1000円ほどが目安となります。
費用は安くなりますが、性病は診察だけでは診断が出ない場合も多いため、医師から検査を勧められたら考えてみてください。
性病の診察を自由診療で受ける場合の費用は一概には言えません。
このときの費用は病院が自由に決められるのです。
そのため同じ内容で同じ時間の診察を受けても、病院が変わると診察料が変わります。
検査料も同じで、まったく同じ性病検査も受ける病院によって費用が変わるのです。
なるべく費用を抑えたいなら費用が安い病院を選ぶといいでしょう。
どれくらい違うのか、いくつか例をご紹介しましょう。
自由診療でも比較的費用を抑えやすい病院もあります。
新宿のある病院の例ですが、クラミジアや淋病の場合、検査一種類と診察料を合わせて3000円ほどです。
診察料が0円になっているおかげで自由診療でも非常に負担の軽い病院となっています。
これが別の新宿の病院になると、診察料だけで3000円、検査を受ける場合、クラミジアや淋病なら検査一種類で6000円ほどとなります。
さらに別の病院になると、診察料としてやはり3000円、クラミジアや淋病の検査一種類で8000円という費用になります。
このように保険が適用されない場合は費用が高くなりがちです。
自由診療で一度診察や検査を受ける流れとなりそうなら、費用はよく確認しておくといいでしょう。
